ダーツ初心者が押さえておくべき8つのマナーとゲーム別正しい掛け声

ダーツのマナー画像

ダーツバーにいると今日出会ったばかりの人から「1ゲームどうですか?」等と試合を申し込まれることも多いと思います。

このように交流が広がるのもダーツの魅力の一つです。

実際に対戦して、もしあなたのマナーが全くなってなければ、もう誰も一緒に遊んでくれなくなってしまうかもしれません。

友達だけで楽しむならまだしも、今日あったばかりの方とも一緒に遊ぶものだからこそ、ダーツのマナーを押さえておくことは非常に重要なことなのです。

ダーツは紳士のスポーツです。

そのため、台を叩いたり、騒いだり、はしゃいだり、誰がどう考えても紳士的じゃない態度を取らないということが基本です。

ここでは、意外とやってしまうダーツのマナー違反について説明していきます。

また、ダーツを楽しむ上で、相手に対して掛け声をかけてあげる事も重要なマナーの一つです。押さえておくべき掛け声についても紹介します。

ここで上げるマナーと掛け声さえ押さえておけば、なんの心配もいりません!

無意識に失礼な態度を取ってしまわないようしっかり押さえておきましょう!

この記事の目次

1. 必ず押さえておくべきマナー8選

それでは、具体的に押さえておくべきマナーを8つ説明していきます。

1-1. 試合前後はグータッチか握手でしっかり挨拶

ダーツは紳士のスポーツです。試合前後の挨拶は必須です!

試合前は「よろしくお願いします!」。試合後は「ありがとうございました!」と挨拶しながら、握手かグータッチを交わしましょう。

グータッチか握手かについては、その場の習慣によって異なりますが、多くの場合グータッチが多いと思います。

もし、迷った場合は、相手の右手を瞬時に見極め、相手がパーを出していたら握手、グーを出していたらグータッチしておきましょう。笑

1-2. ダーツは掛け声が大事!

ダーツで掛け声は必須です!

相手が投げ終えた後に、掛け声をかけないのは完全にマナー違反です。

困ったら「ナイス!」「ナイスダーツ!」と言っておけば良いんですが、相手の状況別にしっかり正しい掛け声を押さえておきましょう。

掛け声の詳細については、この記事の後半で説明します。

1-3. なげやりな態度は禁物!特に舌打ちは厳禁!

自分が勝っている状況で相手がなげやりな態度になっていたら、どう考えてもやりにくいですよね?

どれだけうまくいっていなくても、適当に投げたりしてしまわないよう気をつけましょう。

あと、意外と癖でやってしまうのが舌打ちです。

チッ!」って音は本人の自覚以上に響きます。くれぐれも気をつけましょう!

1-4. 対戦相手が戻ってくるまで、構えに入らない!

ごくたまに、投げるスピードがすごーく遅い方もいます。

このような方と対戦していると、無意識に相手がダーツを取りに行っているときに既に構えに入ってしまう事があります。

ダーツは先端が尖っていますし、人に向けるのは非常に危険なものです。

相手が戻るのをしっかり確認した上で構えに入るようにしましょう!

1-5. ダーツを渡すときは、先端部分を手前に

上でも書きましたが、ダーツは先端が尖っている危険なものなので、相手に先端部分を向けるのは、すごく失礼です。

相手の的に当たらず落下したダーツを拾って渡すシーンがあると思います。そのような時は、必ず先端部分を自分に向けて、フライト部分を相手に向けて渡すようにしましょう。

1-6. スローラインより前に立たない

スローラインより前に立つことは危険ですし、相手の視界に入ることで集中を阻害する要因になってしまいます。

このあたりの考え方はゴルフのマナーとも通じるところがありますね。

1-7. 野球投げはNG

ダーツを投げる際、聞き手が右手の場合、右足が前です。

初心者の方に多いのですが、左足を前に出して、右手で投げる(もしくは、右足を前に出して、左手で投げる)のはダーツの代表的なマナー違反です。

1-8. 他人のダーツを無断で使用しないこと

ダーツは意外と高額なものですし、すごく大切にされている方も多いです。

自分が持っているダーツ以外のダーツを投げてみたくなる気持ちになりますが、無断で投げるのは絶対にNGです。

断られることはないと思うので、事前に許可を得てから借りるようにしてくださいね。

2. ゼロワン時の掛け声

ダーツの重要なマナーの一つとして、掛け声の重要性をご説明しました。

ここからは、最も一般的なゲーム形式である「ゼロワン」と「クリケット」に分けて、シーン別の適した掛け声を説明していきます。

2-1. ブルに1本入ったら「ナイスワン(one)!」

ゼロワンの場合、一般的にはまず3本共にブルを目掛けて投げていきます。(ゼロワンのルールがわからない方は「これだけで十分!初心者が必ずおさえておくべきダーツルール」を参考にしてください。)

3本のうち1本だけブルに入った場合は「ナイスワン(one)!」と声をかけましょう。

2-2. 1本目2本目入らず3本目に入ったら「ナイスカバー!」

3本中1本の場合でも、1本目2本目が入らず3本目が入った場合は、「ナイスワン(one)!」ではなく、「ナイスカバー!」と言う方が一般的です。

もちろん3本中1本なので「ナイスワン(one)!」でも良いですが、このシーンの場合は「ナイスカバー!」の方が一般的だと思います。

2-3. ブルに2本入ったら「ナイストン!」

ダーツでは、1ラウンドに101〜150点を獲得することを「LOW TON(ロウ トン)」と言います。

ブルに2本入ると101点以上になりますので、「ナイストン!」と掛け声をかけましょう。

2-4. ブルに3本入ったら「ナイスハット!」

ブルに3本入ることをダーツ用語で「ハットトリック」と言います。

ハットトリックを達成したら「ナイスハット!」と掛け声をかけましょう。

2-5. 1本も入らなかったら「ナイストライ!」

初心者の場合1本も入らないことも結構ありますよね。もし、1本も入らなかった場合は「ナイストライ!」と掛け声をかけましょう。

2-6. 点数の残し方がうまければ「ナイスアレンジ!(ナイアレ!)」

ゼロワン時、終盤に入ってくると、ブルを狙うだけでなく、次の3投でフィニッシュできる点数を残すように狙いを変更していきます。

残すべき点数をうまく調整できた場合は、「ナイスアレンジ!」と掛け声をかけましょう。

2-7. 偶然狙ってない高得点に入ったら「ナイスキャッチ!」

ダーツのゲームでは、ブル(50点)を狙っていたはずなのに、もっと大きな20のトリプル60点、19のトリプル57点に入ってしまう等のラッキーが起きることがあります。

このように狙いを外したにも関わらず幸運が起きた場合は「ナイスキャッチ!」と発する事が多いです。

ただ、若干皮肉っぽいですよね。あまり親しくない場合は使わない方が良いと思いますw。

2-8. 困ったら「ナイスダーツ!」

ダーツは、相手が投げ終えた時に無言になるのはNGです。どんな状況でも掛け声をかけなくてはならないのですw。

ここまでで紹介したパターン以外のシーンはあまりないですが、「うーん、この場合はなんて掛け声をかけたら、、、」みたいな状況に追い込まれたら、「ナイスダーツ!」と発するようにしましょう。

ただ、相手が失敗してしまったりした時等、「ナイスダーツ!」がそぐわない場合は「うーん、おしい!」等でも良いかもしれません。

とにかく、無言が一番違和感ありますので気をつけましょう!

3. クリケット時の掛け声

ゼロワン時の掛け声は押さえてくれましたかね。ここからは、クリケット時の掛け声です。

だいたいパターンは見えてきたと思いますので、さくっと押さえておきましょう!

3-1. 基本は「ナイス+数字!」

クリケットでは最初は、20、19、18、17、16、15を目標に投げていきます。(クリケットのルールがわからない方は別記事「これだけで十分!初心者が必ずおさえておくべきダーツルール」を参考にしてください。)

基本は「ナイス!」に入った本数を加えて掛け声をかけるようにしましょう。

1本トリプルに入り、残りの2本がシングルに入った場合は、トリプルが3本扱いになりますので合計5本入ったということになります。

このような場合は「ナイスファイブ(five)!」といった要領です。

以下から例外的な掛け声を説明していきますが、クリケットの場合まずはこの「ナイス+入った本数」の原則を押さえておきましょう。

3-2. 9本入ったら「ナイスベッド!」

基本は「ナイス+入った本数」ですが、9本入った(つまり3本共トリプルに入った)場合は例外で、あまり「ナイスナイン!(nine)」とは言いません。

3本共トリプルに入ることを「THREE IN A BED(スリー イン ナ ベッド)」と言います。

9本入った場合は「ナイスベッド!」と掛け声をかけるようにしましょう。

3-3. 狙いに対して3本だったら「ナイスキープ!」

基本は「ナイス+入った本数」ですが、3本の場合は、自分の陣地をしっかりキープしたという意味で「ナイスキープ!」と言うことが多いです。

この場合「ナイススリー!」としても違和感はあまりないですが、「ナイスキープ!」という掛け声も押さえておきましょう。

3-4. 相手が自陣を消したら「ナイスクローズ!」

クリケットでは、相手にキープされた陣地をクローズ(それ以上点数を入れさせない)戦略があります。

この場合、3本でクローズできますので、「ナイス+入った本数」ではなく、「ナイスクローズ!」が正しい掛け声です。

3-5. 狙いに対して2本以下だったら「ナイストライ!」

狙いに対して、3本入らず、2本や1本しか入らない場合もありますが、この場合は「ナイストライ!」が一般的だと思います。

もちろん「ナイスワン!」や「ナイスツー!」でも間違えではないですが、クリケットの場合1本や2本しか入らないのはあまりナイスなことではないので、「ナイストライ!」が正しい掛け声な気がします。

3-6. ホワイトホースを出したら「ナイスホース!」

1ランドに3本とも異なるクリケットナンバーのトリプルにヒットすることを、ダーツ用語で「WHITE HORSE(ホワイトホース)」と言います。

ホワイトホースを達成したら「ナイスホース!」と掛け声をかけましょう。

3-7. 狙っていない高得点に入ったら「ナイスキャッチ!」

ゼロワン同様、クリケットでも、20のトリプルを狙っていたはずなのに大きく逸れて18のトリプルに入る等の幸運が起きる事があります。

このような場合、ゼロワン同様「ナイスキャッチ!」と言ったりもします。

狙っている場所を宣言してから投げるわけではないので、どこを狙っているか確かなことはわからない(まぁ、いきなり18から狙う人はまずいないので、わかるっちゃあ、わかりますが。)ためクリケットの場合はあまり人に向けては使わないかもしれません。

「今の実はラッキーです。」って意味を込めて自分で言ったりすることが多いです。

3-8. こちらも困ったら「ナイスダーツ!」

ゼロワン同様、ダーツは相手が投げ終えた時に無言になってはいけません。

クリケット時も困ったら、「ナイスダーツ!」や「ナイス!」。ナイス!がそぐわない場合は「うーん、おしい」等、うなっておきましょう。笑

さいごに

ダーツのマナーと、シーン別の掛け声について説明してきました。

おそらく、ここで紹介したマナーと掛け声をしっかり押さえておけば、恥をかくこともないですし、相手に失礼になることもありません。

ただ、地域やそのダーツバーの習慣等で多少の違いはあるかもしれません。

その場の雰囲気やどのような掛け声をかけているかに注目しながら、その場その場に合わせるようにしてくださいね。

しっかりマナーを守って、ダーツを楽しんでください!

 

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